週刊学習の第回。(2025.03.31~2025.04.04)
今週の相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足

- 140円押し目買いが2024高値を試し中
- キリ番160円を前に上値の重い展開
- 月足レベルのWトップ形成を想定
日足

- 1月高値に週足レベルのWトップが完成
- 2024安値上昇波を61.8%リトレース
- 9月高値で強く反発(V字底)
- 2月安値(≒12月押し安値)がサポートとして意識されている様子
- 12月陽線のハラミ×2M
4時間足

- 3月安値上昇波の148円押し目買いが下降チャネル上限をブレイク
- 151円(4週前戻り売り高値)に到達
- 151円から売られ始めた模様
- 151円がレジサポラインとして機能
ファンダメンタルズ
- 米国 関税発動、それに伴う各国要人の発言
- 米国 雇用統計
ブル派の注目
- 3月安値逆三尊
- 日足SMA21のロールリバーサル
ベア派の注目
- 151円のレジスタンス(先週足の長い上髭)
- 200日MAの押さえ
トレードプラン
ブル派プラン
- 2月安値サポート+3月安値逆三尊を背景に、
- 2月安値への下値試しから2週前安値上昇波を押し目買いロング
ベア派プラン
- 151円のレジスタンスを根拠に、
- 2月安値への下値試しをショート
- 2月安値のサポート崩れでショート
今週の値動き
1時間足

3日の早朝に米国が関税引き上げを発表し、これが市場予想を上回る厳しい内容であったために145円へ暴落しました。145円が節目となって半値戻しましたが、今後は各国の出方に注目が集まりそうです。
日々のトレード
15分足

月曜(3/31)
- 4h足SMA21のサポートが崩れて急落
- 2週前安値上昇波を50.0%リトレース
- 151円はレジサポラインとして機能
- 151円高値切上げWトップが意識されれば続落する可能性
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週高値下降波の戻り売り失敗で2週前安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週高値下降波を日足SMA21へ戻り売りショート
東京時間、先週高値からの下落が継続し2月安値にほぼ到達。欧州時間、15分足の安値切上げ黄色〇ロングは先週安値での反発を警戒し見送り。NY時間、4h足SMA21まで引き戻された。
火曜(4/1)
- 先週高値下降波が2月安値まで下落
- 2月安値+日足SMA21で反発し4h足SMA21まで上昇
- 先週高値下降波を61.8%リトレース
- 3月終値は2月安値の上でクローズ
- 2週前安値上昇波押し目買い VS 先週高値下降波戻り売り
【経済指標】
- 23:00 米国 ISM製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 2月安値への試しを待ってロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 4h足SMA21のレジサポ転換でショート検討
東京時間、4h足SMA+150円のレジスタンスを確認。欧州時間、15分足高値切下げ黄色〇ショートは日足SMA21の反発を警戒し見送り。NY時間、149円に2番底形成待ちでノートレード。
水曜(4/2)
- 149円に2番底形成中
- 2月安値+日足SMA21のサポート VS 150円+4h足SMA21のレジスタンス
【経済指標】
- 21:15 米国 ADP雇用統計
- 翌朝に米国が追加関税を発表
【ブル派トレードプラン】
- 2番底からロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 2番底の崩れでショート検討
東京・欧州時間、4h足SMA21と日足SMA21との保合いとみてノートレード。NY時間、日足SMA21の3回目の反発で4h足SMA21+150円を上抜けた。
木曜(4/3)
- 早朝5時に米国は追加関税を発表
- 関税発表をキッカケにドル売り
【経済指標】
- 23:00 米国 ISM非製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 2月安値のサポートでロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 2月安値のサポート崩れでショート検討
東京時間、2月安値をブレイク、2週前押し安値へのプルバックを確認しショート、欧州時間に3月安値で半分決済、翌日の欧州時間に戻り売り失敗+1h足SMA21抜けで決済。
金曜(4/4)
- 米国の追加関税発表で約500pipsの暴落
- 日足終値で3月安値を更新
- 3月安値更新がアンダーシュートの疑い
- 週末のため深追いはリスクが高い
【経済指標】
- 21:30 米国 雇用統計
【ブル派トレードプラン】
- 前日大陰線の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日大陰線を戻り売りショート ※戻り目候補:3月安値
東京時間、15分足ネック抜け黄色〇ショートは3月安値更新をアンダーシュートの可能性を考慮して見送り。欧州時間、中国が米国に対する報復関税を発表し急落。NY時間、引き戻しで上昇し3月安値を上抜けた。
振り返り
4時間足

私は3月安値逆三尊を想定し2月安値+日足SMA21のサポートで押し目買いをメインシナリオとして考えていましたが、米国の追加関税のインパクトが強く、レジサポラインとして機能してきた151円から戻り売られた形となりました。
関税発表待ち相場
1時間足

メインシナリオ通りのトレードであれば月曜安値から安値切上げ2番底である火曜安値からタイミングを計ってロングです。しかし、木曜早朝の追加関税発表に注目が集まっていると踏み、それまでは市場参加者は少なくフォロースルーは期待できないと考え、トレードは見送りました。
押し目(逆三尊右肩)崩れ
4時間足

3月安値逆三尊の右肩、2月安値+日足SMA21のサポートで押し目を形成しましたが、米国の追加関税でリスクオフとなり押し目が崩れて暴落しました。
木曜の大陰線に目を奪われてしまいますが、追加関税発表待ちの相場であることを想定できるかがポイントだったと考えます。上位足の節目2月安値と日足SMA21のサポートでロングにバイアスが掛かってしまう局面で我慢できるかです。
ユーロドル 今週の見通し
週足

- 大局は下降相場
- 2022安値上昇波の61.8%押し目候補2022年9月高値に到達
- 底堅い値動きから急騰
日足

- 1月安値Wボトムから急騰し11月高値に到達
- 2024高値下降波を76.4%リトレース
- 11月高値から価格調整の下落
- 日足SMA21で反発
4時間足

- 3月急騰波の調整波が日足SMA21で反発
- 先週は下髭ピンバー
- 3週前コマ足陽線のハラミ×2W
- 先週安値を天井圏の仮ネックと想定
ファンダメンタルズ
- 米国 関税発動、それに伴う各国要人の発言
- 米国 雇用統計
ブル派の注目
- 日足SMA21のサポート
- 先週足が下髭ピンバー
ベア派の注目
- 1.10+11月高値のレジスタンス
- 1.095Wトップ
トレードプラン
ブル派プラン
- 3月安値上昇波の押し目買いが背景、
- 3月高値2番天井へロング
ベア派プラン
- 1.10+11月高値のレジスタンスが背景、
- 3月高値2番天井からショート
今週の値動き
1時間足

米国の追加関税発表をキッカケに急騰し1.10をブレイク。その後、押し戻されて週足終値は1.10下でクローズしました。
日々のトレード
15分足

月曜(3/31)
- 日足SMA21にサポートされ安値を切上げ上昇
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇トレンドをフォロー
【ベア派トレードプラン】
- 先週高値の反発でショート検討
東京・欧州時間、上値の重さを感じ経過観察。NY時間、日足+4h足SMA21のサポートを確認し押し目形成待ちでノートレード。
火曜(4/1)
- 3月高値下降波を50.0%リトレース後に下落
- 日足+4h足SMA21で反発
- 4h足SMA21のレジサポ転換
- 3月高値下降波の戻り売り VS 3月安値上昇波の押し目買い
【経済指標】
- 23:00 米国 ISM製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇トレンドをフォロー
【ベア派トレードプラン】
- 前日高値への上値試しから先週安値2番底へショート
欧州時間、前日高値から高値切下げを確認。NY時間、前日安値にサポートされて方向感が掴めずノートレード。
水曜(4/2)
- 高値を切下げ始めたため先週安値2番底への試しの可能性
- 米国の関税発表を控え方向感に乏しい様子
【経済指標】
- 21:15 米国 ADP雇用統計
- 翌朝に米国が追加関税を発表
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇トレンドをフォロー
- 先週安値2番底からロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値2番底へのショートは値幅があれば検討
東京・欧州時間、狭い値幅で横ばいに推移し三角持ち合いを形成。NY時間、三角持ち合い抜け黄色〇ロングは翌朝の関税発表を前であるため注文が集まりにくいと考え見送り。
木曜(4/3)
- 関税発表後に上値を試し押し戻された
- 月曜高値を更新し上昇トレンドへ転換確定
【経済指標】
- 23:00 米国 ISM非製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 前日安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日安値上昇波の押し目崩れでショート
東京時間、日足+4h足SMA21のサポートで前日安値上昇波を押し目買いロング、欧州時間に1.10到達で半分決済、NY時間に15分足SMA21割れで決済。
金曜(4/4)
- 米国の追加関税発表をキッカケに約300pips急騰
- スーパーキリ番1.10をブレイクし2024高値に迫った
- 1.10のレジサポ転換の可能性
- 週末のため深追いはリスクが高い
【経済指標】
- 21:30 米国 雇用統計
【ブル派トレードプラン】
- 前日大陽線を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日大陽線の押し戻しをショート
東京時間、15分足安値切上げネック抜け黄色〇ロングは高値掴みの可能性を考え見送り。欧州時間、1h足SMA21の裏反発を狙ってスキャルショート、1.10到達で決済。NY時間、押し戻し調整で続落。
振り返り
4時間足

米国の追加関税発表を控えていたことで心理的に惑わされやすくありましたが、発表後に3月安値上昇波の起点となった日足SMA21のサポートで3月安値上昇波が押し目買われる結果となりました。
3月安値上昇波の押し目形成
1時間足

水曜にネックラインである月曜高値を上抜けたことで火曜安値への安値切上げが確定。同時に先週安値上昇波の上昇トレンドへの転換が正式に確定しました。
押し目買いが3月高値+1.10をブレイクしましたが、追加関税の規模によっては3月高値で上げ止まってもおかしくなかったと考えます。
相場のサイクル

相場にはサイクルがあり、『トレンド ⇒ レンジ ⇒ トレンド転換』を繰り返します。今週の相場は、『レンジ ⇒ トレンド転換 ⇒ トレンド』 となりました。

Wボトム2番底からの上昇波がラス戻り高値をブレイクした時点でトレンド転換と考えるトレーダーも事実います。もっと早い段階、Wボトムネック抜けでトレンド転換と考えるトレーダーもいるかもしれません。だからといって高値抜けでエントリーしているわけではなく、底値からトレンド転換での局面で仕掛けるポイントは基本的に2つになります。
1つは、Wボトム2番底から上昇1波目を狙うポイントAです。上昇トレンドに発展すれば大きな値幅を獲れる可能性を秘めています。しかし、下降トレンドは継続しているため反転するリスクも高くなります。
2つ目は、Wボトム完成後のプルバックを待って上昇3波目を狙うポイントBです。ダウ理論で最も伸びるとされる波でマーケットの注目が集まります。ポイントAよりも難易度は下がるため是非とも狙いたいポイントです。多少の相違はありますが、今週木曜のロングは2つ目のポイントBに相当します。
相場は常に応用の連続なので、基本を軸に状況に応じた解釈が求められます。つまりは相場観の錬磨が必要不可欠と考えます。
ドル円 来週の展望
4時間足

- 米国の追加関税発表をキッカケに145円まで暴落
- 暴落後に反発し週足終値は3月安値の上でクローズ ※100pipsの長い下髭
- 3月安値ブレイクがアンダーシュートの可能性
- 151円下降波 VS 3月安値のサポート
ファンダメンタルズ
- 貿易戦争への発展懸念
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 3月安値のサポート(先週陰線の長い下髭)
- 3月下髭ピンバー、終値が2月安値上でクローズ
ベア派の注目
- 先週600pips弱の大暴落
- 200日MAの押さえ
ブル派目線
- 2024安値上昇波の押し目買いが背景、3月安値ブレイクがアンダーシュートの可能性、
- 先週安値2番底もしくは安値切上げでロング
ベア派目線
- 151円戻り売りが背景、
- 先週高値下降波を戻り売りショート
ユーロドル 来週の展望
4時間足

- 米国の追加関税発表をキッカケに急騰、2024高値に肉薄
- 急騰後に押し戻され週足終値は1.10下でクローズ ※約200pipsの長い上髭
- 2024高値のレジスタンス VS 2週前安値上昇波
- 2023高値から断続的な高値切下げを想定(2023高値⇒2024高値⇒現在値)
ファンダメンタルズ
- 貿易戦争への発展懸念
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 200日MAのサポート
- 日足・4h足SMA21のサポート
ベア派の注目
- 2024高値のレジスタンス
- 週足の長い上髭、終値は1.10下でクローズ
ブル派目線
- 2週前安値押し目買いが背景、
- 先週安値上昇波を押し目買いロング
ベア派目線
- 2024高値レジスタンスが背景、
- 2024高値への試しを待ってショート検討
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