週刊学習の第66回。(2025.12.15~2025.12.19)
今週の相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足

- 2024高安のハラミ
- 2024安値2番底から上昇しネックライン1月高値に接近
- 2025高値から断続的に高値を切下げる可能性
日足

- 日足SMA21に沿って9月安値上昇波が継続
- 11月陽線終値が1月高値裏でクローズ
- 上値の重い値動き、買い手の決済注文で押し戻し調整が入る可能性
4時間足

- 11/14安値上昇波の押し目買いが入り上昇
- 157円で反落し155円まで下落
- 押し目買いによる上値試しは不発
- 11月高値から高値切下げWトップ形成する可能性
- 先週陽線終値は1月高値裏でレジスタンス
ファンダメンタルズ
- 米国 雇用統計・小売売上高・消費者物価指数
- BOJ利上げは織り込み済み、来年の利上げ見通しに注目
ブル派の注目
- 155円のサポート
- 4h足上昇トレンドが継続
ベア派の注目
- 1月高値裏のレジスタンス
- 日足SMA21のレジサポ転換
トレードプラン
ブル派プラン
- 2週前安値上昇波の押し目を買う
- 155円のサポートでロング
- 2週前安値上昇波の2番底からロング
ベア派プラン
- 9月安値上昇波の押し戻し調整を売る
- 155円のサポート崩れをショート
今週の値動き
1時間足

日々のトレード
15分足

月曜(12/15)
- 155円の反発から上昇
- 上値は1月高値裏、下値は155円の攻防ゾーン
- 2週前安値から先週安値へ安値を切上げる可能性
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 2週前安値上昇波の押し目を買う
- 逆三尊肩ライン155.5円からロング
- 155円のサポートでロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値下降波を戻り売り
- 1月高値裏のレジスタンスで155円へショート
東京時間、切上げライン割れでショート、155円到達で決済。欧州・NY時間、155円での値動きを観察。
火曜(12/16)
- 1月高値裏にレジスタンスされ先週高値下降波の戻り売りで下落
- 155円で下げ止まり、小幅に揉み合い
【経済指標】
- 22:30 米国 雇用統計・小売売上高
【ブル派トレードプラン】
- 雇用統計の結果を待ってロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 雇用統計の結果を待ってショート検討
東京時間、前日陰線の戻り売りで155円を割って下落。欧州時間、雇用統計待ち。NY時間、雇用統計で下値を試したが2週前安値で反発、その後は155円裏で揉み合い。
水曜(12/17)
- 1h足SMA21に沿って下落
- 155円を日足実体でブレイク
- 2週前安値に到達し2番底形成を想定
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 2週前安値2番底からロング ※4h足SMA21に注意
【ベア派トレードプラン】
- 2週前安値2番底崩れを11/14安値へショート
東京時間、前日安値から安値を切上げ上昇、155円をブレイク。欧州時間、続伸し4h足SMA21をブレイク。NY時間、155.5円で小動き。
木曜(12/18)
- 2週前安値2番底から上昇
- 先週高値下降波を50.0%リトレース
【経済指標】
- 22:30 米国 消費者物価指数(CPI)
【ブル派トレードプラン】
- 155円への下値を試しを待って火曜安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 火曜安値上昇波の押し戻しを155円へショート
東京・欧州時間、CPI待ち。NY時間、CPIで下落したが限定的。
金曜(12/19)
- 日足SMA21と4h足SMA21に挟まれた攻防ゾーン
- CPIは弱い結果となったが下値は限定的
- 日銀の利上げは織り込み済み
- 総裁発言に注目
【経済指標】
- 8:30 日本 消費者物価指数
- 正午 日銀金融政策決定会合(BOJ)
【ブル派トレードプラン】
- 火曜安値上昇波を押し目買いロング ※1月高値裏に注意
【ベア派トレードプラン】
- 1月高値裏にレジスタンスでショート検討
- 155円のサポート崩れをショート
東京時間、BOJで下値を試したが反発。欧州時間、植田総裁記者会見後に16時ピンバー高値抜けでロング、翌日早朝に決済。
振り返り
相場の概要
4時間足

155円のサポート VS 11月高値下降波の先週高値戻り売り
先週高値戻り売りは2週前安値にサポートされ2番底から買われてBOJで急騰し一気に11月高値まで上昇する結果となりました。
今週の値動き
1時間足

2番底への試し
先週高値下降波の戻り売りで下落、2週前安値を試しました。
2番底から上昇
雇用統計を消化し、水曜は2週前安値2番底から上昇しました。
CPIが弱い結果となったものの下値は限定的で買い手の強さが顕在化。
円売りで急騰
日銀は市場予想通り0.25%利上げ、植田総裁の記者会見に注目が集まりましたがタカ派的発言はみられず円売りが進行。11月高値まで上昇し200pipsの大陽線となりました。
今週のトレード戦略
米国の雇用統計や消費者物価指数、日銀金融政策決定会合など経済イベントが目白押しでしたが、基本は上目線で、155円のサポート、もしくは2週前安値2番底からの上昇を狙っていました。
今週のトレードポイント
火曜~木曜にトレードを控えました。155円+2週前安値のサポート、1月高値裏のレジスタンス、それらに挟まれた日足・4h足SMA21の介在で方向感を見出しにくいと判断しました。
まとめ
米国の雇用統計や消費者物価指数、日銀金融政策決定会合など経済イベントが目白押しで思わず身構えたくなるような週でした。
経済イベントに過度な期待をせず、普段通り自身のトレードスタイルに即した判断を心掛けるのが何より肝心です。
私であれば、レジサポラインと移動平均線を用いて相場環境と状況の判断を行い、もっと言えばトレードを見送るぐらいの心構えでした。要は、『無理をしない』です。
注目レート
今週は、155円と1月高値裏に重点を置いて臨みました。
雇用統計
火曜に155円を割り込みましたが、2週前安値を割るまでは155円のサポート圏内と考えて雇用統計を待ちました。
結果は、市場予想を上回るものの2週前安値で反発し底堅さが確認されて水曜には上昇に転じました。この上昇波を狙ってロングしなかったのは、4h足SMA21とその上に控える日足SMA21を警戒したためです。
消費者物価指数(米国)
木曜の消費者物価指数は弱い結果となりドル売り要因となり得ましたが、逆三尊肩ライン155円を試すことなく下値は限定的となりました。このことで買い手の強さが示され、上昇の足掛かりを築きました。
日銀金融政策決定会合
日銀は市場予想通り0.25%の利上げ。発表直後は一瞬、下に振りましたが直ぐに切り返しました。サプライズもなく、1月高値裏を直上に控えていることからここでのロングは気が早いと判断しました。
夕方の総裁会見ではタカ派的な発言もみられず、1月高値裏を上抜いたことでロングを仕掛けることとしました。
まとめ
経済イベントの発表のタイミングで急騰や急落することがあります。だからと言って毎回それを狙うのはリスクが高過ぎると私は考えます。むしろ経済イベントを売り買いの強さや弱さを判断するツールとして用いた方が効果的なのかもしれません。
ユーロドル 今週の見通し
週足

- 2025安値急騰波が2021Wトップネックラインに到達
- 1.15にサポートされつつ上値の重い値動き
日足

- 上昇トレンドが継続
- 7月高安のハラミ
- 1.15+200日MAにサポートされ押し目買いがスタート
- 9月高値三尊天井を想定(肩ライン=7月高値)
4時間足

- 1.15Wボトム上昇3波押し目買いで上昇
- 9月高値下降波を61.8%リトレース
ファンダメンタルズ
- 米国 雇用統計・小売売上高・消費者物価指数
- ECB:市場予想は金利据え置き
ブル派の注目
- 4h足上昇トレンド
- 先週陽線が100日MAをブレイク
ベア派の注目
- 9月高値に三尊天井
- 7月高値のレジスタンス
トレードプラン
ブル派プラン
- 先週安値上昇波を7月高値へフォロー
- 先週安値上昇波を押し目買いロング
ベア派プラン
- 先週安値上昇波の押し戻し調整を売る
今週の値動き
1時間足

日々のトレード
15分足

月曜(12/15)
- 押し戻し調整で下落
- 11日安値上昇波を50.0%リトレース
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 11日安値上昇波を7月高値へ押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し戻しをショート
欧州時間、12日安値から安値を切上げたが先週高値まで値幅がなくロングは見送り。NY時間、先週高値でレジスタンスされ下落。
火曜(12/16)
- 押し目買いで上昇したが先週高値を更新できず
- 上値の重い値動き
【経済指標】
- 22:30 米国 雇用統計・小売売上高
【ブル派トレードプラン】
- 先週高値2番天井崩れを7月高値へロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週高値2番天井から2週前高値へショート
東京・欧州時間、雇用統計待ち。NY時間、先週高値のレジサポ転換から急騰、1.18で反落し全戻し。
水曜(12/17)
- 先週高値を上抜いたが10月高値でレジスタンス
- 前日は塔婆同時線
- 上値の重い値動き
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し戻し調整を待ってロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し戻し調整をショート
東京・欧州時間、4h足SMA21を割って下落、先週安値上昇波を半値戻し。NY時間、東京・欧州時間の下落を全戻し。
木曜(12/18)
- 先週高値抜けはオーバーシュート
- 先週安値上昇波の押し戻し調整で下落
- 半値戻して上昇し、前日は下髭ピンバー
- 上値は重く、下値も堅い
【経済指標】
- 22:15 ECB
- 22:30 米国 消費者物価指数(CPI)
【ブル派トレードプラン】
- 火曜高値下降波の戻り目崩れでロング
- 前日安値への下値試しからロング
【ベア派トレードプラン】
- 火曜高値下降波を戻り売りショート
東京時間、戻り目形成待ち。欧州時間、戻り売りで下落。NY時間、ECB・CPIで上値を試したが先週高値にレジスタンスされ行って来い。
金曜(12/19)
- 水曜安値2番底から上昇
- ネックラインを上抜けられず行って来い
- 方向感に乏しい
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 2週前高値を試せばロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 2週前高値まで値幅がなく下値追いは見送り
- 先週高値を試せばショート検討
方向感に乏しくノートレード。
振り返り
相場の概要
4時間足

11日安値上昇波が上値を試す中、先週安値上昇波が10月高値で上げ止まり、押し戻し調整で下落。
週の値動き
1時間足

11日安値上昇波の押し目買い
底堅い値動きから火曜に先週高値を上抜けて上昇。1.18で上げ止まりました。
押し戻し調整
1.18で上げ止まり急落。先週安値上昇波を50.0%リトレースしました。
売り買いの攻防でレンジ
火曜高値下降波の戻り売りと先週安値上昇波の押し目買いの思惑が交錯し水曜安値と先週高値のレンジ相場。
今週のトレード戦略
先週安値上昇波の押し目買いをメインシナリオとしつつ、サブとして押し戻しの調整下落を考えていましたが、どちらもトレードするには至りませんでした。
今週のトレードポイント
10月高値~7月高値のレジスタンスゾーンを直上に控え、利益確定の売り注文が入りやすい環境と認識し上値追いをせず押し戻し調整を待つこととしました。
お知らせ
今年一年、このコンテンツをご愛読いただきありがとうございました。
今年は今回を持ってお休みをいただきたいと思います。
来年は5日の週から再開したいと考えておりますので、来年もまたよろしくお願いいたします。

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