ウィークリーラーニング #15

FX

週刊学習の第15回。(2024.12.09~2024.12.13)
今週のドル円相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。

ドル円 今週の見通し

週足

  • 2023年安値上昇波の61.8%押し目候補140円から上昇
  • 155円で反発

日足

  • 7月高値下降波戻り売り VS 9月安値上昇波押し目買い
  • 9月安値上昇波の38.2%押し目候補に到達
  • 11月陰線は長い上髭
  • 2ヵ月連続で月足実体が152円でレジスタンス

4時間足

  • 150円を基準に調整の値動き
  • 先週足は同時線に近いコマ足(終値は150円でレジスタンス)
  • 11月高値下降波 VS 150円のレジスタンス帯
  • 152円下に押し目ブロックを形成する可能性
ファンダメンタルズ
  • 米国 消費者物価指数(CPI)
  • 来週は中銀ウィーク
ブル派の注目
  • 9月安値上昇波の38.2%押し目候補
  • 2週前の大陰線に対し先週は150円レジスタンス帯にコマ足
  • 日足チャネル下限+100日MAのサポート
ベア派の注目
  • 2週前の大陰線
  • 11月陰線の長い上髭
  • 11/6押し安値のブレイク
ブル派プラン
  • 9月安値上昇波の押し目買いが背景、150円サポート帯の先週コマ足を根拠に
    • 11月安値サポートで11月高値下降波の引き戻しを152円へロング
    • 先週安値を試せば11月高値下降波の引き戻しを152円へロング
ベア派プラン
  • 7月高値下降波の戻り売りが背景、11月高値下降波の11/6押し安値ブレイクを根拠に
    • 先週安値を割れば146円へ向けショート
  • 152円へまで引き戻されればショート検討

1時間足

月曜:Wボトムネックライン(先週高値)まで上昇
火曜:11月高値下降波の引き戻しで152円まで上昇
水曜:日足SMA21まで急騰
木曜:CPI高値と152円のレンジ相場
金曜:押し目買いで154円手前まで上昇

今週は、11月高値下降波の引き戻しで400pipsの大陽線となりました。先週の11月安値下の値動きはオーバーシュートの可能性を疑い、先週コマ足を反転サインとみて1hチャネル上限抜けでロングしました。

日々のトレード

15分足

月曜(12/9)
  • 150円のレジスタンス帯で持ち合い
  • 11月安値のサポート VS 1h足チャネル上限のレジスタンス

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 11月安値サポートで152円へロング

【ベア派トレードプラン】

  • 11月安値割れでショート検討

東京時間、150円付近の値動きを観察、欧州時間、1h足チャネル上限をブレイク、150.5円のクラスター抜けでロング、5本目の4h足クローズで半分決済、翌日NY時間に152円到達で残りを決済。

火曜(12/10)
  • 11月安値にWボトムを形成
  • 前日終値はネックライン(先週高値)でレジスタンス

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 前日陽線を152円へ押し目買いロング

【ベア派トレードプラン】

  • 先週高値レジスタンスでショート
  • 152円到達で利確売り便乗ショート

東京時間、押し目待ち。欧州時間、押し目買いが入ったがタイミングがとれず見送り。NY時間、152円に到達。

水曜(12/11)
  • 11月高値下降波の引き戻しが152円に到達
  • 前日終値は152円でレジスタンス
  • 日足SMA21が接近

【経済指標】

  • 22:30 米国 消費者物価指数(CPI)

【ブル派トレードプラン】

  • 前日陽線を日足SMA21へ押し目買いロング

【ベア派トレードプラン】

  • 日足SMA21を試せばショート

東京時間、押し戻しを観察。欧州時間、急な値動きで前日安値への下値試しが発生したが警戒して黄〇ロングは見送り。NY時間、CPIで上値を試して下落したが市場予想通りの結果だったため一時的な値動きと見込んで静観。

木曜(12/12)
  • 日足SMA21レジスタンス VS 152円サポート
  • 2週前大陰線を61.8%リトレース
  • 11月高値下降波を50%リトレース
  • 上値追いには注意が必要

【経済指標】

  • 22:30 米国 生産者物価指数(PPI)

【ブル派トレードプラン】

  • 152円とCPI高値のレンジを想定し、152円のサポートでCPI高値へロング
  • 先週高値付近まで押されればロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • CPI高値レジスタンスでショート
  • 152円を割れば先週高値を目安にショート

東京時間、152円で反発。欧州時間、日足SMA21+CPI高値のレジスタンスで152円へ下落。NY時間、152円のサポートを確認できたが値動きが乱れていたためノートレード。

金曜(12/13)
  • 152円とCPI高値のレンジ相場
  • 角度の緩い上昇フラッグともとれる
  • 日足SMA21が意識されてか方向感に乏しい

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • CPI高値抜けでロング
  • 先週安値付近まで押されればロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • CPI高値レジスタンスでショート
  • 152円を割れば先週高値を目安にショート

東京時間、CPI高値ブレイクを確認。欧州時間、三尊天井を崩れとみてロング。NY時間、5本目の4h足クローズで決済。

振り返り

今週は、11月高値下降波の戻り売り候補まで上昇トレンドが発生しました。単純に押し目買いをしていれば勝てる相場です。しかしながら、この基本とも言うべきトレンドフォローの押し目買いが意外と難しいです。

ドル円 1時間足

週明けの時点でレジスタンスとして市場参加者の意識されそうなラインは以下の3つ。

  • ①Wボトムのネックラインである先週高値(≒11/6安値)
  • ②152円(≒2023年高値)
  • ③日足SMA21

実際のチャートでも押し戻しの基準として機能していることが確認できます。従って、火曜以降はロングしても節目での短期決済が必須となります。

15分足

火曜以降の押し目買いポイントを私なりにプロットしてみました。
③と④については、フラッグを重視するかCPI高値を重視するかでどちらかに別れるかと思います。
4つのポイントのどれをとっても私には難易度が高く感じます。

市場参加者に意識されるラインがいくつも近くに存在する相場では、トレードの基本であるトレンドフォローでも難易度が上がってしまいます。②のようなわかりやすいチャートパターンでも直上にレジスタンスラインがあると慎重になり、私のようにエントリーを躊躇してしまうトレーダーもおられるのではないでしょうか。

そこで私は、トレンドが発生する前になるべく安い位置で買って上位足の目標値までポジションをホールドすることを心掛けています。今週であれば月曜の150.5円抜けロングになります。優れた相場観を持つ上手なトレーダーは150円付近でロングしているかもしれません。
11月高値下降波の引き戻しを反転パターンであるWボトムの2番底から戻り売り候補152円まで買うシナリオが今週のメインシナリオでした。
底から買うことで短期トレンドの中の押し戻しで刈られにくく、1度のトレードで大きな値幅を狙えることがメリットと考えています。

コツと言ってはなんですが、上位足の上昇波と下降波のクロスポイントに見当を付けてわかりやすい形(転換パターン)になるまで待つことです。先週のようなパターン形成の過程ではジッと待って迂闊に手を出さない!これに尽きます。

トレードの一助となれば幸いです。

4時間足

  • 150円サポート帯から上昇
  • 先週は400pipsの大陽線
  • 11月高値下降波を61.8%引き戻した
ファンダメンタルズ
  • 中銀ウィーク(FOMC・BOJ)
ブル派の注目
  • 日足チャネルラインのサポート
  • 先週大陽線
  • 152円+日足SMA21をブレイク
ベア派の注目
  • 11月陰線の長い上髭
  • 11月高値下降波が11/6押し安値をブレイク
  • 11月高値下降波の戻り売り候補61.8%
ブル派目線
  • 152円サポート帯が背景、152円+日足SMA21のブレイクを根拠に
    • 先週安値上昇トレンドをフォロー
    • 先週大陽線を押し目買いロング
ベア派目線
  • 3週前大陰線の11/6押し安値ブレイクを根拠に、11月高値下降波を戻り売りショート
  • 11月高値まで買われればショート検討

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