週刊学習の第2回。(2024.09.09~2024.09.13)
今週のドル円相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円の見通し
週足
- 2023年安値上昇波の押し目ボックスに到達
日足
- 7月高値下降波 VS 140円(年初来安値)サポート
- 152円をブレイクして下降トレンド
- 長期SMA(月足21・100日・200日)をブレイク
- 8月安値(前回安値)に到達
4時間足
- 4週前高値下降波の戻り売りで8月安値に到達
- 先週陰線が2週前陽線の包み足
- 8月安値で底値固めの可能性
- 水曜の米国CPIに注目
ファンダメンタルズ
- 来週のFOMCで利下げがほぼ確実視
- FOMCの利下げ幅に市場は関心を寄せている(25bs or 50bs)
- 日銀は利上げに対しタカ派寄りの姿勢
ブル派の注目
- 140円のサポート
- 8月終値が3月安値にサポート+長い下髭
ベア派の注目
- 7月高値下降波戻り売り
- 先週陰線が包み足
- SMA21(日足・4h足・1h足)が売りのパーフェクトオーダ
トレードプラン
ブル派プラン
- 140円のサポートを背景に雇用統計高安(安値は8月安値)での底値固めを想定
- 8月安値サポートで雇用統計高値へロング
- 140円まで売られればロング検討
ベア派プラン
- 7月高値下降波の戻り売りを背景
- 先週陰線を戻り売り
- 8月安値サポートを崩せば140円へショート
今週の値動き
1時間足
月曜:8月安値にサポートされ先週陰線の引き戻し調整
火曜:雇用統計高値下にWトップを付け先週陰線戻り売りスタート
水曜:8月安値をブレイクし戻り売り成功
木曜:月曜高値下降波戻り売りで8月安値まで下落
金曜:8月安値をブレイクし2023年安値に到達
先週高値下降波が継続し140円を試す値動きとなった。
8月安値ブレイク後の下値追いは慎重になる必要があり、特に水曜がトンボ同時線となったことから金曜はダマしを疑う局面である。
日々のトレード
15分足
月曜(9/9)
- 雇用統計で8月安値に到達
- 雇用統計高安での持ち合いを想定
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 8月安値でサポートされれば雇用統計高値へロング
【ベア派トレードプラン】
- 金曜陰線を8月安値へ戻り売り
- 8月安値を割ればショート検討
東京時間、1h足に同時線を確認、エントリータイミングがとれずロング見送り。その後、Wボトムから4h足SMA21まで上昇。
火曜(9/10)
- 8月安値にサポートされ4h足SMA21まで上昇
- 8月安値に底値形成を想定
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 前日上昇波を雇用統計高値へ押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日高値への上値試しから8月安値へショート
東京・欧州時間、前日高値への試し待ち。NY時間、切上げライン抜け後のクラスター抜けでショート。翌日、1本目の4h足ピンバー確定で決済。
水曜(9/11)
- 雇用統計高値下にWトップ形成
- 先週陰線の戻り売りが入り始めた
- 8月安値に底値形成を想定
【経済指標】
- 21:30 米国 消費者物価指数(CPI)
【ブル派トレードプラン】
- 8月安値でサポートされれば雇用統計高値へロング
【ベア派トレードプラン】
- 8月安値サポートを崩せば140円へショート ※ダマしに注意
東京時間、8月安値をブレイク。これをダマしとみて3本目4h足の陽転でロングを検討したが損切幅が大きく見送り。NY時間、CPI後にA字反転し、4h足チャネル下限サポートを15分足の3本連続下髭で確認してのロングはこちらも損切幅が大きく見送り。
木曜(9/12)
- 前日がトンボ同時線
- 8月安値ブレイクがダマしの可能性
- 8月安値に底値形成を想定
【経済指標】
- 21:30 米国 生産者物価指数(PPI)
【ブル派トレードプラン】
- 月曜高値下降波の戻り目を崩せば雇用統計高値へロング
- 戻り売りを受けて8月安値でサポートされればロング
【ベア派トレードプラン】
- 月曜高値下降波を140円へ戻り売りショート
東京・欧州時間、戻り目形成待ち。NY時間、三尊天井からのショートは、前日の同時線を警戒し見送り。早朝に8月安値に到達。
金曜(9/13)
- 月曜高値下降波戻り売りで8月安値に到達
- 高値切下げたことから8月安値サポートの強度を疑う
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 8月安値サポートで前日高値へロング
- 140円まで売られれば利確買い便乗ロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日下降波を140円へフォロー
東京時間、8月安値をブレイク、8月安値への戻りを待ったがそのまま下降し見送り。前回安値である水曜安値に到達。欧州時間、戻り売りで2023年12月安値に到達。NY時間、12月安値にサポートされ持ち合い。
振り返り
先週陰線の引き戻し調整波(月曜)
8月安値にサポートされて先週陰線の戻り売り候補雇用統計高値へ向けて上昇
【Good Point👍】
- 上昇途中で無理やりトレードせず見送ることができた。
【Bad Point❌】
- Wボトムの右側で1h足の同時線確定でトレードするスキルがない。
【反省🐒】
- 注目度が高いポイントでの十字線やピンバーについて検証が必要。
先週陰線の戻り売り(火~水曜)
雇用統計高値下にWトップを付けて8月安値へ向けて下落
【Good Point👍】
- エントリー後に戻ってきて含み損を抱えたがホールドできた。
【Bad Point❌】
- 利確に後悔が残った。半分決済して8月安値を狙うべきだった。
【反省🐒】
- 利確を判断する場面でもトレードする目線で値動きをとらえなければならない。そうしなければ絶好のエントリーポイントで利確する可能性がある。
月曜高値下降波の戻り売り(木~金曜)
三尊天井から下降し始め8月安値をブレイク。2023年12月安値に到達。
【Good Point👍】
- 8月安値より上は水曜安値上昇波の押し目買いを狙うブル派の存在で揉み合いやすいことを考慮してショートを見送れた。
【Bad Point❌】
- 8月安値をブレイクした後の値動きで焦りが生じて冷静さを欠いていた。
【反省🐒】
- 重要なレジサポラインでの短期的な値動きに自信がなく焦ってしまう。底値圏・高値圏の検証が必要。
一週間を振り返って
マクロの値動きはそこそこ力がついてきたように感じるが、実際にトレードするミクロの値動きに自信がなく目線が泳いでしまう。
自分の意識ではなく、市場参加者が注目するものは何かを意識しなければならない。
【今週の一言】
備えあれば迷いなし
ドル円 来週の展望
4時間足
- 7月高値下降波 VS 140円サポート
- 8月安値をブレイク
- 7月高値下降波が2023年12月押し安値に到達
- 12月押し安値と同等サイズの底値圏の値動きになる可能性
ファンダメンタルズ
- 米国 小売売上高
- FOMC 市場予想は0.25%利下げ
- BOJ 市場予想は金利据え置き、植田総裁の会見に注目
ブル派の注目
- 2023年安値上昇波の61.8%押し目候補
- 140円押し安値サポート
ベア派の注目
- 7月高値下降トレンド
- SMA21(日足・4h足・1h足)が売りのパーフェクトオーダ
ブル派目線
- 140円サポートで2週前高値下降波の引き戻し調整をロング
ベア派目線
- 2週前高値下降波を戻り売りショート
- 140円を割れば138円へショート
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