週刊学習の第39回。(2025.06.09~2025.06.13)
今週の相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足

- 2024安値を割ればWトップ(三尊天井)が完成
- 140円で反発し底堅い展開
- 長期MAが下方へ巻き始めている
日足

- 2024高安のハラミ
- 1月高値下降トレンドが140円で強く反発
- 2024安値2番底を形成中
- 4月安値から5月安値へ安値切上げ
- 1月高値下降トレンド VS 2024安値のサポート
4時間足

- 3月高値下降波の5月高値戻り売りが5月安値でサポート
- 4月安値から安値切上げ2番底を5月安値に形成中
- 100日MAが上方から接近
- 5月高値下降波 VS 5月安値のサポート
ファンダメンタルズ
- 米国と貿易相手国との通商交渉の動向
- トランプ関税の影響が米国指標へ影響が出始める時期
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 2024安値のサポート
- 4月安値から5月安値へ安値切上げWボトム
ベア派の注目
- 100・200日MAの押さえ
- 1月高値下降トレンド
トレードプラン
ブル派プラン
- 4月安値Wボトムを背景、5月安値のサポートを根拠に、
- 先週安値上昇波を5月高値へフォロー
ベア派プラン
- 3月高値下降波の5月高値戻り売りが背景、
- 2週前高値+100日MAのレジスタンスでショート
今週の値動き
1時間足

日々のトレード
15分足

月曜(6/9)
- 2週前高安のハラミ
- 2週前安値2番底(先週安値)にWボトムが完成
- 5月安値に4h足レベルのWボトム形成を想定
【経済指標】
- 米中通商協議
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値Wボトムを根拠に、
- 5日安値上昇トレンドを2週前高値へフォロー
- 5日安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 5日安値上昇波の押し戻しをショート
東京時間、145円のレジスタンスを確認。欧州時間、5日安値上昇波の押し戻しで144円(≒雇用統計安値)へ下落したがV字反転し上昇。NY時間、V字反転の経過を観察しノートレード。
火曜(6/10)
- 米中通商協議はまとまらず継続
- 2週前高安のハラミ
- 5月安値に4h足レベルのWボトム形成を想定
- 5日安値上昇波の押し戻しで144円(≒雇用統計安値)へ下落後にV字反転
- 先週安値上昇波 VS 145円のレジスタンス
【経済指標】
- 米中通商協議
【ブル派トレードプラン】
- 5日安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 145円のレジスタンスで先週安値へショート
東京時間、前日安値から安値切上げで先週高値抜け期待ロング、先週高値を一時的にブレイクしたが行って来いで建値撤退。欧州・NY時間、145円下での値動きを観察しノートレード。
水曜(6/11)
- 米中通商協議が難航の様子
- 2週前高安のハラミ
- 5月安値に4h足レベルのWボトム形成を想定
- 5日安値上昇波の押し目買いが145円にレジスタンス
- 145円に2週前高値下降波の戻り目形成中とみる
- 先週安値上昇波 VS 145円のレジスタンス
【経済指標】
- 米中通商協議
- 21:30 米国 消費者物価指数(CPI)
【ブル派トレードプラン】
- 145円のレジスタンス崩れでロング
【ベア派トレードプラン】
- 145円のレジスタンスで先週安値へショート
東京・欧州時間、145円で揉み合い。NY時間、CPIで上下動したが145円にレジスタンスされ結果的に下落。
木曜(6/12)
- CPIの弱い結果を受け下落
- 2週前高安のハラミ
- 5月安値に4h足レベルのWボトム形成を想定
- 145円に2週前高値下降波の戻り目Wトップが完成
- 先週安値上昇波 VS 145円のレジスタンス
【経済指標】
- 21:30 米国 生産者物価指数(PPI)
【ブル派トレードプラン】
- 前日高値下降波の戻り売り失敗でロング
【ベア派トレードプラン】
- 145円Wトップを根拠に
- 前日高値下降波を先週安値へフォロー
- 前日高値下降波を戻り売りショート
東京時間、CPIの弱い結果を受け続落、前日安値への試しを確認しショート、NY時間に6日安値到達で半分決済、翌日の東京時間に切上げラインの反発し1本目4h足クローズで決済。
金曜(6/13)
- 2週前高安のハラミ
- 2週前高値下降波の戻り売りがスタートし下落
- 先週安値上昇波を76.4%リトレース
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- CPI高値下降波の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- CPI高値下降波を先週安値へフォロー
- CPI高値下降波を戻り売りショート
東京時間、前日安値を割ったがダマしとみて15分足Wボトムネック抜けでロング、欧州時間に4h足SMA21到達で決済。NY時間、戻り目形成待ちでノートレード。
振り返り
相場の概要
4時間足

4月安値2番底を5月安値に形成中。日足SMA21が横向きで方向感がなくレンジ相場となっています。
今週の値動き
1時間足

CPI待ち相場
5日安値上昇波の押し目を火曜に形成しましたが高値を更新できず失敗。その後はCPI待ちで145円に上値を押さえられた値動きとなりました。
2週前高値下降波の戻り売り
CPIの弱い結果を受けて145円に2週前高値下降波の戻り目が完成。5月安値を試しに下落しました。
今週のトレード戦略
先週安値のWボトムを根拠に2週前高値への上昇、更には5月高値を目指す値動きを狙っていましたが、3月高値下降波の半値・5月高安の半値である145円にレジスタンスされ下落しました。
CPIが市場予想を下回ったことが大きな要因にみえますが、市場予想と結果に大きな乖離があったわけでもないため、トランプ関税の影響を測るモノサシとして市場参加者の注目が集まっていて相場が動きやすかったに過ぎないと個人的には感じています。逆に、CPIの結果が少しでも強ければ大きく上昇していたのかもしれません。
今週のトレードポイント
15分足

145円を3度(6日・10日・11日)試してもブレイクできなかった事実を基に12日ショートしました。
水曜のCPI発表後にショートしなかった理由として、火曜安値を割るまでは先週安値上昇トレンドが継続しており、4h足・1h足SMA21が上向きで3本目4h足が4h足SMA21でサポートされたためです。
まとめ
『上がらないから下がる、下がらないから上がる』
特に、注目される水準を3度試してブレイクできなかった場合はこの事象が起こりやすいです。今週ならば145円。この145円での持ち合い中に溜まった買いポジションの決済注文を原動力に木曜は100pips下落するに至りました。
ユーロドル 今週の見通し
週足

- 2025暫定安値急騰波が2022高値で上値を押さえられている
日足

- 1月安値上昇トレンドが2022高値にでレジスタンス
- 3/27安値上昇波の5月安値押し目買いが4月高値2番天井を探る値動き
- 2ヵ月連続で20224高値をブレイク
- 1月安値上昇トレンド VS 2022高値レジスタンス
4時間足

- 5月高値が意識され上値の重い展開
- 2022高値を試し強く抵抗され反落
- 先週コマ足陽線終値は5月高値下でクローズ
- 2週前安値上昇波 VS 5月高値のレジスタンス
ファンダメンタルズ
- トランプ関税が米国指標に影響が出始める時期
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 2024高値+日足SMA21のサポート
- 長期MAの下支え
ベア派の注目
- 2022高値のレジスタンス
- 先週コマ足陽線終値が5月高値下でクローズ
トレードプラン
ブル派プラン
- 2024安値への下値試しからロング
ベア派プラン
- 5月高値のレジスタンスを根拠に、2024安値へショート
- 2024安値のサポート崩れせば5月安値へショート
今週の値動き
1時間足

日々のトレード
15分足

月曜(6/9)
- 5月高値を挟んだ持ち合い
- 雇用統計をキッカケに5月高値を割り込んだ
- 方向感に乏しい
- 5月高値上の値動きはオーバーシュートの可能性
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 日足SMA21を強襲すればロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 5日高値下降トレンドを1.13へフォロー
- 1.145トリプルトップ形成でショート検討
東京時間、5月高値へ上昇。欧州時間、雇用統計高値から下落。NY時間、再び5月高値へ上昇。
火曜(6/10)
- 5月高値を挟んでの持ち合いが継続
- 前日の陽線終値は5月高値にレジスタンス
- 底堅さはあるものの上値は重い展開
- 方向感に乏しい
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 6日安値を試せば2週前安値上昇波の押し目買いを検討
【ベア派トレードプラン】
- 1.145トリプルトップ形成でショート検討
東京時間、前日安値へ下落。欧州時間、6日安値へ下落後V字反転し1.145へ急騰。NY時間、5月高値にサポートされ小幅に推移。
水曜(6/11)
- 5月高値を挟んでの持ち合いが継続
- 下値を試したが6日安値で強く反発し急騰
- 方向感に乏しい
- 2週前安値上昇波の押し目Wボトムが6日安値に完成
【経済指標】
- 21:30 米国 消費者物価指数(CPI)
【ブル派トレードプラン】
- 前日安値から安値切上げでロング ※高値圏であることに注意
【ベア派トレードプラン】
- 5月高値の持ち合い離れをショート
欧州時間、前日安値から安値切上げ黄色〇ロングはCPIを控え見送り。。NY時間、CPIで上昇したがタイミングを取れずノートレード。
木曜(6/12)
- 2週前安値上昇波の押し目買いがスタート
- 前回安値である2週前高値(2022高値)に到達
【経済指標】
- 21:30 米国 生産者物価指数(PPI)
【ブル派トレードプラン】
- 前日安値上昇波を4月高値へフォロー
- 前日安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 2022高値レジスタンスでショート検討
東京時間、2022高値をブレイク。欧州時間、15分足揉み合い抜けでロング、4月高値で半分決済、翌日東京時間の急落で撤退。
金曜(6/13)
- 2週前高値(2022高値)をブレイクし2週前安値上昇波の押し目買いが成功
- 4月高値をブレイク
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 水曜安値上昇波を1.17へフォロー
- 水曜安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 水曜安値上昇波の押し戻しをショート
東京時間、Wトップが完成し下落。欧州時間、Wトップネックラインを試したが既に1.15付近まで下落した後だったためショートは見送り。NY時間、1.15で反発。
振り返り
相場の概要
4時間足

5月安値上昇波が4月高値2番天井を探る値動き。
今週の値動き
1時間足

5月高値の持ち合い
4h足以下のSMA21が横向きとなり方向感がなく5月高値を挟んで持ち合いとなりました。
2週前安値上昇波の押し目買い
6日安値にWボトムが完成、CPIをキッカケに2週前安値上昇波の押し目買いがスタートし上昇。
2022高値をブレイク、その後は4月高値を一時的にブレイクしたが週足終値は4月高値下でクローズ。
今週のトレード戦略
先週の2022高値の強い抵抗と先週足陽線終値が5月高値下でクローズしたことを根拠に売り目線で、買いについては消極的でした。
今週のトレードポイント
1時間足

桃色ボックスレンジ内の安値切上げが買いのシグナルでした。私はCPIでタイミングが取れませんでしたが、ボックスレンジ内の売りポジションの決済を巻き込んで200pipsの上昇へと発展しました。
まとめ

レンジのブレイク手法にはいくつかパターンがあり、今週は安値切上げのパターンに該当します。
15分足

今週はWwボトムを形成しわかりやすいシグナルを発していたもののCPIとタイミングが重なり、エントリータイミングとしては難易度が高くなってしまいました。
タイミングが重なったのではなく注目度の高いCPIを控え、パターンを形成するに至ったとも言えますが、パターンが整ったからといって重要指標の前にポジションを持つのはギャンブル性の高いトレードとなってしまいます。指標発表後のプライスアクションを見極め、自身の実力に見合ったトレードを心掛けることがロスを抑えた効率の良いトレードになると私は考えています。
ドル円 来週の展望
4時間足

- 4月安値2番底を5月安値に形成中
- 3週前高安のハラミ、方向感がない
- 145円にレジスタンスされ5月安値を試しに下落
- 5月高値下降波 VS 5月安値のサポート
ファンダメンタルズ
- 日銀 金融政策決定会合
- FOMC
- 日本 消費者物価指数
ブル派の注目
- 2024安値のサポート
- 4月安値から5月安値へ安値切上げWボトム
ベア派の注目
- 100・200日MAの押さえ
- 1月高値下降トレンド
ブル派目線
- 先週安値への下値試しから3週前高値へロング
- 5月安値まで売られればロング検討
ベア派目線
- 先週高値下降波を戻り売りショート
- 3週前高値、もしくは100日MAまで買われればショート検討
ユーロドル 来週の展望
4時間足

- 5月安値上昇波が4月高値2番天井を探る値動き
- 3週前安値上昇波の押し目買いが4月高値を一時的にブレイク
- 先週陽線終値は4月高値下でクローズ
- 2022高値ブレイクの是非は今後の値動きで見定める
- 5月安値上昇波 VS 2022高値のレジスタンス
ファンダメンタルズ
- FOMC
ブル派の注目
- 先週陽線終値が2022高値をブレイク
- 日足SMA21のサポート
ベア派の注目
- 2022高値のレジスタンス
- 先週陽線終値が4月高値下でクローズ
ブル派目線
- 先週安値上昇波を押し目買いロング
ベア派目線
- 先週高値2番天井から先週安値へショート
コメント