週刊学習の第8回。(2024.10.21~2024.10.25)
今週のドル円相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足
- 2023年安値上昇波の61.8%押し目候補140円に到達
- 140円で反発中
日足
- 7月高値下降波戻り売り VS 9月安値上昇波
4時間足
- 7月高値下降波の半値150円に到達
- 150円レジスタンス VS 3週前安値上昇波
- 150円で天井圏の値動き
ファンダメンタルズ
- 目立った重要指標なし
- 衆院選と米国大統領選を直近に控えている
ブル派の注目
- 140円のサポート
- 日足SMA21のサポート
ベア派の注目
- 100・200日SMAのレジスタンス
- 150円のレジスタンス
- 7月高値下降波の戻り売り
トレードプラン
ブル派プラン
- 140円サポートを背景、9月安値上昇波を根拠に
- 3週前安値上昇波を押し目買いロング
- 150円周辺のレジスタンス帯ブレイクで152円へロング
ベア派プラン
- 7月高値下降波戻り売りを背景、150円+200日SMAのレジスタンスを根拠に
- 3週前安値上昇波の押し戻し調整を日足SMA21を目安にショート
- 200日SMAの強い反発でショート
今週の値動き
1時間足
月曜:V字底で150円をブレイク
火曜:200日SMAレジスタンスで持ち合い
水曜:200日SMA・152円をブレイク
木曜:月曜安値上昇波の押し戻し調整で下落
金曜:月曜安値上昇波の押し目買いで上昇開始
150円・200日SMA・152円をブレイクしストップロスを巻き込んで急騰し、7月高値下降波の61.8%に到達。
米国大統領選でトランプ氏勝利の確度が高まり、通称「トランプトレード」によるドル買いで急騰した模様。
日々のトレード
15分足
月曜(10/21)
- 先週安値上昇波の押し戻し調整で下落
- 150円ブレイクがダマしの可能性
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 金曜安値(149.5円)に押し目形成でロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 金曜安値(149.5円)の押し目を崩せば先週安値へショート
- 150円に2番天井形成で先週安値へショート
東京時間、金曜安値の押し目を崩したが先週安値までの値幅が小さいため見送り。欧州時間、150へ急騰。NY時間、150円をブレイクし急騰、先週高値を警戒し様子見でノートレード。
火曜(10/22)
- 先週安値上昇波の押し目買いで上昇
- 100日SMAに到達
- 約180pipsの大陽線
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 前日大陽線を152円へフォロー
【ベア派トレードプラン】
- 150円への下値試しをショート
終日、200日SMA下の持ち合いで静観。
水曜(10/23)
- 200日SMA下で上値の重い値動き
- 持ち合いの中で安値切上げ
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 月曜安値上昇波を152円へフォロー
【ベア派トレードプラン】
- 150円への下値試しをショート
東京時間、前日高値+200日SMAをブレイク。その後は15分SMA21に沿って電車道で上昇。
木曜(10/24)
- 152円をブレイク
- 7月高値下降波の61.8%に到達
- 200pipsの大陽線
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 前日大陽線を155円へフォロー
【ベア派トレードプラン】
- 4h足SMA21との乖離をショート
終日、4h足SMA21に向かって下落したが、ショートするタイミングがとれずノートレード。
金曜(10/25)
- 月曜安値上昇波の押し戻し調整で下落
- 4h足SMA21と乖離が埋まった
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 前日安値(151.5円)に押し目形成でロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日安値(151.5円)の押し目を崩せば水曜安値(151円)へショート検討
東京時間、前日安値に押し目形成待ち。欧州時間、4h足SMA21サポートで1h足のピンバーを確認したが週明けからの急騰した後であることと衆院選を控えた週末であるということを根拠にロングは見送り。NY時間、押し目買いで上昇し始めたが緩やかな上昇で週足クローズ。
振り返り
先週安値上昇波の押し目買いで急騰(月曜~水曜)
月曜にV字底で急騰し150円をブレイク。水曜に火曜の持ち合い離れで急騰して152円をブレイク。
【Good Point👍】
- 中途半端な位置で飛び乗りしなかった。
【Bad Point❌】
- 水曜の保合い離れに乗れなかった。
【反省🐒】
- 月曜のV字底+大陽線で買い圧力の強さを察知できず、200日SMAや152円の上値抵抗帯を強く意識してしまいロングの選択肢を排除していた。
- 火曜の持ち合いの中で安値を切上げ買い圧力を示唆していたことを見逃していた。
一週間を振り返って
意識されやすいラインが重なる相場は苦手だと再認識した。
衆院選や米国大統領選などのファンダメンタルズ的な要素が絡んでいる相場ではパターンは崩れやすいのかもしれない。
月曜に3週前安値上昇波のガイドとして機能していた4h足SMA21を割って押し目を崩したにもかかわらずV字底で急騰したことが今週の上昇波がレジスタンス帯を次々にブレイクする前触れだったと考えられる。
わたしはテクニカル分析を軸にトレードしているため、トランプトレードといった情報でドルを買うことはその軸に反したトレードとなる。あくまでテクニカル分析に基づいた圧力を判断しトレードの根拠としなければならない。
もし、ファンダ的な情報を探したり頼ろうとした時点で自身のテクニカル分析で判断できていない証拠であり現状の実力ではトレードできる相場ではないことを示していることになる。
【今週の一言】
わからないことを わかろうとし わかったつもりになっている。
ドル円 来週の展望
4時間足
- 4週前安値上昇波 VS 152円レジスタンス
- 7月高値下降波の61.8%に到達
- 先週足は400pipsの大陽線、終値で152円を僅かに更新
ファンダメンタルズ
- 10/27衆院選結果の影響
- 11/5米国大統領選の支持率観測
- 日銀政策金利決定会合
- 米国雇用統計
ブル派の注目
- 150~152円レジスタンス帯のブレイク
- 140円上昇トレンドの継続
ベア派の注目
- 月末リバランス
- 152円+200日SMAブレイクの真偽
ブル派目線
- 140円上昇トレンドを背景
- 先週大陽線の押し目(金曜安値)買いをフォロー
- 先週高値2番天井を崩せば155円へロング
ベア派目線
- 7月高値下降波の戻り売りを背景
- 先週高値2番天井から4週前安値上昇波の引き戻し調整をショート
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