レンジ戦略は基本の徹底/ウィークリーラーニング #50

FX

週刊学習の第50回。(2025.08.25~2025.08.29)
今週の相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。

ドル円 今週の見通し

週足

  • 2024高安のハラミ
  • 2024安値に2番底から上値を試す値動き
  • 2022年と2023年に上値を押さえたキリ番150円に200日MAと月足SMA21が重なり上値の重い展開

日足

  • 2024安値2番底で安値を切上げ上昇
  • 2025高安の天底の境界5月高値を7月陽線がブレイク
  • 150円+長期MAで反落
  • 100日MAと200日MAに挟まれ7月安値上昇波の50.0%押し目候補で揉み合い中

4時間足

  • 146円上昇波押し目買いと雇用統計急落波戻り売りの圧力が拮抗し3週に渡りレンジ相場
  • 上値は200日MA+5月高値のレジスタンス
  • 下値は100日MA+146円押し安値のサポート
  • パウエル議長の発言を受けて5月高値から急落
  • 147円に3番底形成を想定
ファンダメンタルズ
  • 米国 GDP・PCEデフレータ
ブル派の注目
  • 7月陽線の5月高値ブレイク
  • 100日MA+146円押し安値のサポート
ベア派の注目
  • 5月高値ブレイクがオーバーシュートの可能性
  • 200日MA+5月高値のレジスタンス
ブル派プラン
  • 先週安値のサポートで先週高値へロング
ベア派プラン
  • 先週高値急落波を145円へフォロー

1時間足

日々のトレード

15分足

月曜(8/25)
  • パウエル議長の発言を受けて5月高値から急落
  • 日足陰線終値は147円でサポート

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 先週高値急落波の戻り売り失敗でロング

【ベア派トレードプラン】

  • 先週高値急落波を戻り売りショート

東京時間、引き戻し調整で上昇。欧州時間、戻り目形成待ち。NY時間、戻り目を崩して上昇。

火曜(8/26)
  • 先週高値急落波の引き戻し調整で上昇
  • 先週高値急落波を61.8%リトレース

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 先週安値への下値試しからロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • 先週高値急落波を戻り売りショート

東京時間、トランプ大統領がFRBクック理事の解任を表明し急落、147円で反発し行って来い。欧州・NY時間、方向感が掴めず様子見でノートレード。

水曜(8/27)
  • トランプ大統領がFRBクック理事の解任を表明し急落
  • 147円で反発し行って来いとなり全戻し
  • 147円と148円の保合い
  • 日足SMA21が上値を押さえている

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 前日安値から安値切上げでロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • 147円のサポート崩れでショート検討

東京時間、安値切上げ黄色〇ロングは前日高値+日足SMA21まで値幅がなく見送り。欧州時間、148円を更新。NY時間、148円から反落。

木曜(8/28)
  • 米国がインドへの相互関税を50%に引き上げしたことでドル買い
  • 148円で反落し行って来いとなり全戻し
  • 147円と148円の保合い
  • 方向感のない値動き

【経済指標】

  • 21:30 米国 PCEデフレータ

【ブル派トレードプラン】

  • 先週安値を試せばロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • 148円を試せばショート検討

終日、前日高値からの下落が継続しノートレード。

金曜(8/29)
  • 先週安値への下値試しで下落
  • 前日陰線終値は147円でサポート

【経済指標】

  • 21:30 米国 PCEデフレータ

【ブル派トレードプラン】

  • 先週安値のサポートでロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • 水曜高値下降波を戻り売りショート

東京・欧州時間、引き戻し調整で上昇。NY時間、4h足SMA21でA字反転し下落。

振り返り

相場の概要

4時間足

7月安値上昇波の50.0%押し目候補で、上値を200日MA+5月高値・下値を100日MA+146円押し安値に挟まれ売り買いの攻防中。

今週の値動き

1時間足

先週高値急落波の引き戻し調整

2週前安値から安値を切上げて先週高値急落波の引き戻しで148円へ上昇。

先週高値急落波の戻り売り

148円で反落し先週高値急落波の戻り売りがスタート。先週安値を試すも届かず。

今週のトレード戦略

今週は、引き続き147円を基準に売り買いのどちらにもバイアスを掛けずフラットな目線を持って臨みました。
先週高値急落波の戻り売り、それを受けてどこで下げ止まるかに注目し、それらの値動きの中でわかりやすい形になればトレードを検討する姿勢でしたが、結果はノートレード。

今週のトレードポイント

『わからないことを無理にわかろうとしない』ことがポイントでした。
先週までの3週間に渡ってレンジが継続し、雇用統計に続くインパクト大のパウエル議長発言による急落で先週クローズと読みにくい相場で今週が始まりました。レンジ継続なのか、それともレンジをブレイクするのか、ブレイクするなら上か下か、などと考えましたが正直さっぱり見当もつきませんでした。

まとめ

以前の私であれば、自分の実力の無さを責めてわからない相場を無理にわかろうとトレードをするための根拠をチャートから探していたと思います。そうして負けを積み重ねていたことでしょう。
『無理にわかろうとしない』とは、換言すれば『現状の自分の実力を認識できている』ということで、要は自分がトレードできる相場とトレードできない相場を区別できていると言えます。

FXで稼ぐためにはトレードをしなければ始まりません。その原則のためか稼ごうとする意識が強まるとトレードしていない状況が悪だと思い始め、トレードしていない期間が長くなればなるほどその強迫観念は増大し、以前の私のような負のスパイラルに陥ってしまいます。

ユーロドル 今週の見通し

週足

  • 2025急騰波が2022Wトップネックラインに到達
  • 上値が重くなる中、1.15で強く反発

日足

  • 上昇トレンドが継続
  • 1.14押し目買いが進行中
  • 1.17で上値の重い展開

4時間足

  • 7月高値2番天井候補2週前高値から下落したが2週前安値で下げ止まり
  • パウエル議長の発言を受けて急騰し全戻し
  • 日足上昇トレンド1.14押し目買い上昇波 VS 7月高値レジスタンス
  • 2週前高安のハラミ
  • 2週前高値にもう1山形成を想定
ファンダメンタルズ
  • 米国 GDP・PCEデフレータ
ブル派の注目
  • 日足上昇トレンド1.14押し目買い
  • 100日MA+日足上昇チャネル下限のサポート
ベア派の注目
  • 7月高値のレジスタンス
  • 7月高値2番天井形成
ブル派プラン
  • 先週安値急騰波を7月高値へフォロー
ベア派プラン
  • 先週高値のレジスタンスで先週安値へショート

1時間足

日々のトレード

15分足

月曜(8/25)
  • 2週前高安のハラミ
  • パウエル議長の発言を受けて急騰

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 先週安値急騰波を押し目買いロング

【ベア派トレードプラン】

  • 先週安値急騰波の押し戻しをショート

東京・欧州時間、押し戻し調整を観察。NY時間、フランスの政局不安でユーロが売られ8/22の急騰波を全戻し。

火曜(8/26)
  • 2週前高安のハラミ
  • フランスの政局不安をキッカケに8/22急騰波の利確売りが加速して全戻し

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 1.16のサポートでロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • 1.16のサポート崩れでショート検討

東京時間、トランプ大統領がFRBクック理事の解任を表明し上昇、欧州時間、東京時間の上げ幅を全戻して1.16で反発。NY時間、東京時間高値で揉み合い。

水曜(8/27)
  • 2週前高安のハラミ
  • 乱高下し方向感のない値動き
  • 1.16にWボトムが完成

【経済指標】

  • 特になし

【ブル派トレードプラン】

  • 1.16Wボトムの3波押し目買いロング

【ベア派トレードプラン】

  • 1.16Wボトムの押し目買い失敗でショート

東京時間、押し目を崩して続落したがレンジの中腹のためショートは見送り。欧州時間、先週安値に到達。NY時間、先週安値にサポートされ上昇。

木曜(8/28)
  • 2週前高安のハラミ
  • 1.16Wボトムの押し目買いが入らず下落
  • 先週安値で反発し行って来いとなり全戻し

【経済指標】

  • 21:30 米国 PCEデフレータ

【ブル派トレードプラン】

  • 1.16への下値試しからロング検討

【ベア派トレードプラン】

  • 日足上昇チャネル下限裏のレジスタンスでショート検討

欧州時間、前日安値上昇波の押し目買いで上昇。NY時間、1.17に到達。

金曜(8/29)
  • 2週前高安のハラミ
  • 続伸し1.17に到達

【経済指標】

  • 21:30 米国 PCEデフレータ

【ブル派トレードプラン】

  • 水曜安値上昇波を押し目買いロング

【ベア派トレードプラン】

  • 1.17のレジスタンスでショート検討

東京時間、押し戻しで下落。欧州時間、押し目買いで上昇したが失速。NY時足、2番底から押し目買いが入り上昇、高値を更新したが1.17で上げ止まり。

振り返り

相場の概要

4時間足

7月高値から高値切下げ2番天井での攻防、2週前高安のハラミ。

週の値動き

1時間足

先週安値急騰波を全戻し

フランスの政局不安をキッカケに先週安値急騰波の利確を呼び込んで急落、先週安値急騰波を全戻し。

先週安値を急襲

水曜は、先週安値から安値切上げが失敗し月曜大陰線の戻り売りが入り先週安値を急襲。

2週前高安ハラミ下限の反発

月曜大陰線の戻り売りが2週前安値で反発。V字底で上昇し月曜の急落を全戻し。

今週のトレード戦略

2週前高安のハラミを前提に『高いたところで売って安いところで買う』レンジ戦略でした。
月曜の下落は深夜で入れず、水曜安値起点の上昇は逆三尊形成を待ちましたが続伸してしまいノートレード。

今週のトレードポイント

7月高値2番天井候補に2週前高安のハラミを意識できたかがポイントです。

日足上昇トレンドが継続中で8/22の大陽線が出現すればレンジブレイクを期待して買い目線になりやすい局面ですが2週前高安のハラミを意識できていれば週明けの1.17付近で無駄にロングすることは避けられたと思います。
そして、7月高値1番天井形成に7月一杯要していることから、2番天井形成にも1ヵ月要するのであれば今週もレンジに終始すると想定することもできました。

まとめ

レンジ相場では上下限に目星を付けて以下4つの基本戦略を徹底することでムダな損失を減らすことができます。

  • レンジブレイクを期待して上下限での壁打ちトレードをしない
  • レンジの中腹でのトレードをしない
  • レンジ上限から売る
  • レンジ下限から買う

レンジ相場ではブレイクを期待してしまいますが、過度な期待は損失を呼び込みます。基本を徹底することが損失を押さえて効率の良いトレードを実現する最も有効な手段なのであるならば『基本こそが極意』とも言えます。

4時間足

  • 7月安値上昇波50.0%押し目候補で146円上昇波押し目買いと雇用統計急落波戻り売りの圧力が拮抗
  • 上値は200日MA+5月高値、下値は100日MA+146円押し安値に挟まれ8月はレンジ相場で終始
  • 200日MAが下向きに角度を付け始めている
  • 日足SMA21がローソク足を押さえ込んでいる
  • 先週は147円に3番底を形成
ファンダメンタルズ
  • 米国 雇用統計
ブル派の注目
  • 7月陽線の5月高値ブレイク
  • 100日MA+146円押し安値のサポート
ベア派の注目
  • 5月高値ブレイクがオーバーシュートの可能性
  • 200日MA+5月高値+日足SMA21のレジスタンス
ブル派目線
  • 147円3番底から5月高値へロング
ベア派目線
  • 147円3番底崩れで145円へショート

4時間足

  • 7月高値から高値切下げ2番天井候補で3週前高安のハラミ
  • 先週はハラミ上下限を行って来いの値動き
  • 100日MAが足元に接近
ファンダメンタルズ
  • 米国 雇用統計
ブル派の注目
  • 日足上昇トレンド1.14押し目買い
  • 100日MA+日足上昇チャネル下限のサポート
ベア派の注目
  • 7月高値のレジスタンス
  • 7月高値から高値切下げ2番天井形成
ブル派目線
  • 先週安値上昇波を7月高値へフォロー
ベア派目線
  • 先週高値のレジスタンスで先週安値へショート

コメント