週刊学習の第60回。(2025.11.03~2025.11.07)
今週の相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足

- 2024高安のハラミ
- 2024安値2番底から上値を試し中
- 2025高値下降波を76.4%リトレース
- 週足SMA21(≒100日MA)が下から巻き返し始めている
日足

- 2024安値2番底から9月安値押し目買いが高値を更新
- 10月陽線が8月高値を実体でブレイク
- キリ番155円手前まで上昇
4時間足

- 4週前高値2番天井を崩し上昇
- 4週前高値抜けがオーバーシュートの可能性
ファンダメンタルズ
- 米中貿易摩擦が緩和
- 米国の政府機関が長期閉鎖で経済指標が延期中
ブル派の注目
- 10月陽線が8月高値をブレイク
- 150円のレジサポ転換
- 日足SMA21のサポート
ベア派の注目
- 155円の押さえ
- 4週前高値抜けがオーバーシュートの可能性
- 当局介入への警戒
トレードプラン
ブル派プラン
- 先週安値上昇波をフォロー、4週前高値を試せばロング
ベア派プラン
- 先週安値上昇波の押し戻しを売る
今週の値動き
1時間足

日々のトレード
15分足

月曜(11/3)
- 10/30大陽線の押し目買いがラ金を更新できず反落
【経済指標】
- 日本 祭日
- 24:00 米国 ISM製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 下値試しを待ってロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し戻しをショート
終日、154円で小幅に推移しノートレード。
火曜(11/4)
- 154円で小幅に揉み合い
- 上値の重い値動き
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 下値試しを待ってロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し戻しをショート
東京時間、10時足ピンバーで先週高値の抵抗を確認しショート、4本目4h足クローズで半分決済、翌日の東京時間に11時足クローズで撤退。
水曜(11/5)
- 先週安値上昇波の押し戻しで下落
- 先週安値上昇波を38.2%リトレース
- 10/30大陽線を50.0%リトレース
【経済指標】
- 22:15 米国 ADP雇用統計
- 24:00 米国 ISM非製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 153円付近に押し目形成を待ってロング
【ベア派トレードプラン】
- 153円付近の押し目崩れで日足SMA21へショート
東京時間、153円へ急落し反発、欧州・NY時間、先週高値2番天井へ上昇。
木曜(11/6)
- 上昇チャネル下限+4週前高値で反発
- 先週安値上昇波の押し目買いで上昇
- 先週高値に2番天井形成を想定
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週高値2番天井の崩れをロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週高値2番天井から日足SMA21を目安にショート
電車道で153円へ下落したためノートレード。
金曜(11/7)
- 先週高値2番天井からネックライン153円へ下落
- 10月高値にWトップが完成
【経済指標】
- 特になし(雇用統計は延期)
【ブル派トレードプラン】
- 153円のサポートでロング
【ベア派トレードプラン】
- 水曜高値下降波をフォロー
- 4週前高値のレジスタンスでショート
- 上昇チャネル下限+4hMAのレジスタンスでショート
153円と上昇チャネル下限裏の三角地帯で揉み合いとなりノートレード。
振り返り
相場の概要
4時間足

日足SMA21に支えられ9月安値上昇トレンドが継続。
155円を前に上値の重い値動き。
今週の値動き
1時間足

押し戻し調整
先週高値を更新できず火曜に先週安値上昇波の押し戻し調整で下落。
押し目買いで上昇
上昇チャネル下限と4週前高値にサポートされ先週安値上昇波の押し目買いで上昇。
先週高値を更新できず天井形成モードに移行。
天井形成
先週高値を更新できず下落し、Wトップが完成し天井形成。
今週のトレード戦略
先週安値上昇波の押し目買いをメインシナリオとしていました。水曜東京時間の上昇チャネル下限の反発後に4週前高値への下値試し(逆三尊イメージ)を待ちましたが目立った下値試しもなく上昇してしまったため押し目買いの波には乗ることができませんでした。
今週のトレードポイント
10/30大陽線が4週前高値をブレイクしましたが、このブレイクはBOJによるものでオーバーシュートの可能性があり、155円も直上に控えていることから上値追いは高値掴みのリスクが高いと考え、買うなら4h足レベルの押し戻しを待つべき局面でした。
まとめ
現在のドル円では、日足・4h足ともに上昇トレンドが発生しており買い手の強さは明らかですが、どんなトレンドにも調整は入りますし、いつかは終わりも来ます。この調整局面と転換局面では損切りが生じやすく、利益が残るかの分岐点でもあります。
だからと言ってどのレートで調整が入り転換が生じるかを言い当てることがトレーダーにとって必須条件だとは私は考えていません。必要なのは、環境認識をして自身が描いたシナリオを基準に行動できることだと考えています。
目先の値動きに釣られてシナリオを無視したトレードを繰り返すようでは利益は残らないことでしょう。
ユーロドル 今週の見通し
週足

- 2025安値急騰波が2021Wトップネックラインに到達
- 上値の重い値動き
- 週足SMA21(≒100日MA)を割り込み始めている
日足

- 上昇トレンドが継続
- 7月高安のハラミ
- 7月高値抜けはダマしとみる
- 7月高値にWトップ形成中
- 100日MAを下抜けたがダマしの可能性
- 日足上昇トレンド VS 7月高値のレジスタンス
4時間足

- 4週前高安のハラミ
- 4週前安値の切上げ2番底から上値を試したが100日MA+日足SMA21にレジスタンスされ下落
- 4週前安値を僅かに割り込んだ
ファンダメンタルズ
- 米中貿易摩擦が緩和
ブル派の注目
- 日足上昇トレンドの押し目買い
- 1.15のサポート
- 4週前安値割れがアンダーシュートの可能性
ベア派の注目
- 7月高値Wトップ
- 100日MAのレジサポ転換
- 日足SMA21のレジスタンス
トレードプラン
ブル派プラン
- 4週前安値割れをアンダーシュートとみて、日足上昇トレンドの押し目を買う
ベア派プラン
- 先週高値下降波を7月安値へフォロー
- 先週高値下降波を戻り売り
今週の値動き
1時間足

日々のトレード
15分足

月曜(11/3)
- 先週高値下降トレンドの戻り売りで下落
- 4週前安値をブレイク、アンダーシュートの可能性
【経済指標】
- 24:00 米国 ISM製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 先週高値下降波の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- 下降トレンドをフォロー
続落しつつも1.15で下げ渋り。1.15での値動きを観察しノートレード。
火曜(11/4)
- 1h足SMA21に沿って続落
- 1.15で下げ渋り
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 1.15のサポートで先週高値下降波の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- 安値圏とみて下値追いは見送り
- 引き戻しを待ってショート検討
欧州時間、1.15をブレイク。NY時間、1.15付近の値動きを観察しノートレード。
水曜(11/5)
- 1h足SMA21に沿って続落
- 1.15をブレイク
【経済指標】
- 22:15 米国 ADP雇用統計
- 24:00 米国 ISM非製造業景況指数
【ブル派トレードプラン】
- 先週高値下降波の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- 安値圏とみて下値追いは見送り
- 引き戻しを待ってショート検討
1.15下の値動きを観察しノートレード。
木曜(11/6)
- 1.15下で小幅に揉み合い
- 時間調整中
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 1.15割れをダマしとみて、先週高値下降波の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- 1.15+4h足SMA21のレジスタンスで下降トレンドを戻り売りショート
東京時間、1.15+4h足SMA21に戻り目形成待ち。欧州・NY時間、電車道で上昇。
金曜(11/7)
- 4h足SMA21を上抜け、先週高値下降波の引き戻しで上昇
- 先週高値下降波を38.2%リトレース
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 水曜安値上昇波を日足SMA21へ押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 上げ止まりを待って先週高値下降波を戻り売りショート
欧州時間、押し戻しが浅く押し目買いは見送り。NY時間、日足SMA21へ上昇。
振り返り
相場の概要
4時間足

7月高値Wトップを背景に9月高値起点の下降トレンドが継続。
節目1.15がサポートとして意識される局面。
週の値動き
1時間足

節目1.15のサポート
先週高値下降トレンドのクライマックス感が漂う中、1.15を割り込んだが一時的。
引き戻し調整
1.15割れがダマしとなり上昇。先週高値下降波の引き戻し調整に発展し、2週前安値+日足SMA21へ上昇。
今週のトレード戦略
4h足SMA21もしくは日足SMA21への引き戻しからショートを狙っていましたが、先週高値下降波が1.15を割って下げ止まったためショートする機会は訪れませんでした。
今週のトレードポイント
1.15をサポート帯として重要視しました。1.15を割り込んだ水曜にショートを仕掛けず待てたかがポイントです。
まとめ
4時間足

週明けからの下落は短いローソク足が続いており波のクライマックス感があります。1.15は500pips刻みのスーパーキリ番であり、2022高値でもあるため市場参加者に意識されるレートです。波のクライマックス感がある中で短期足のブレイクだけで売りを仕掛けるにはリスク(安値掴み)が高すぎるレートです。
利益が残らない要因の1つは、目先の値動きにとらわれ見送る(≒待つ)ことができず感情的なトレードを繰り返してしまうことです。
自身が主戦場としているフィールド(時間軸)、狙っている波のサイズに照らし合わせて現在値が高値圏なのか安値圏なのか、それとも中間点なのかを認識することで見送ることができるようになります。
ドル円 来週の展望
4時間足

- 節目155円が重しとなり10月高値にWトップが完成
- 日足レベルの押し戻し調整に発展するか注目
ファンダメンタルズ
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 日足・4h足が上昇トレンド
- 日足SMA21のサポート
ベア派の注目
- 155円の押さえ
- 当局介入への警戒感
ブル派目線
- 4h足上昇トレンドをフォロー
ベア派目線
- 9月安値上昇波の押し戻しを売る
ユーロドル 来週の展望
4時間足

- 9月高値下降トレンドが継続
- 1.15にサポートされ2週前高値下降波の引き戻しで日足SMA21へ上昇
- 2週前高値下降波を61.8%リトレース
ファンダメンタルズ
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 日足上昇トレンドの押し目買い
- 1.15のサポート
ベア派の注目
- 7月高値Wトップ
- 日足SMA21のサポート
ブル派目線
- 日足上昇トレンドの押し目を買う
ベア派目線
- 2週前高値下降波を戻り売り


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