週刊学習の第13回。（2024.11.25～2024.11.29）
今週のドル円相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足
- 2023年安値上昇波の押し目（140円）買いで上昇中
- 160円を目指す流れ
日足
- 7月高値下降波の戻り売り VS 9月安値上昇波
- 140円で強く反発し急騰
- 7月高値下降波の76.4％に到達
- 10月終値は152円でレジスタンス
4時間足
- 日足SMA21＋4h足チャネル下限でサポート
- 155円で調整中
- 先週安値を割るまでは買いに優位性あり
ファンダメンタルズ
- 米国 PCEデフレータ
- 米国 祭日（感謝祭）
ブル派の注目
- 140円上昇トレンドが継続
- 200日SMA･日足SMA21のサポート
- 4h足チャネル下限サポート
ベア派の注目
- 2週連続で155円下でクローズ
- 10月陽線終値が152円レジスタンス
- 月末リバランス
トレードプラン
ブル派プラン
- 40円上昇トレンドが背景、日足SMA21サポートを根拠に
- 11/6安値上昇波を2週前高値へ押し目買いロング
ベア派プラン
- 7月高値下降波の戻り売りが背景、155円レジスタンスを根拠に
- 11/6安値へショート
- 2週前高値まで買われればショート検討
今週の値動き
1時間足
月曜：日足SMA21にサポートされ押し目形成
火曜：押し目を崩し先週安値へ下落
水曜：ネックライン（先週安値）を割って11/6安値へ下落
木曜：152円に戻り目形成
金曜：戻り売りで150円へ下落
日々のトレード
15分足
月曜(11/25)
- 10月高値と155円の持ち合い
- 日足SMA21 VS 155円
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 10月高値への下値試しから先週高値抜け期待ロング
- 155円を抜ければロング
【ベア派トレードプラン】
- 155円レジスタンスで先週安値へショート
週明け、窓を開けて寄り付き。東京時間、日足SMA21の反発で上昇して窓埋め完了。欧州･NY時間、持ち合い相場でノートレード。
火曜(11/26)
- 日足SMA21＋10月高値の押し目買いは不発の可能性
- 日足SMA21サポートが緩み始めている様子
- 先週安値を割るまでは買いに優位性あり
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 日足SMA21＋10月高値のサポートで11/6安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日高値から高値切下げで先週安値へショート
東京時間、2本目の4h足が日足SMA21を実体でブレイク。欧州時間、上値試しから高値切下げショートは損切幅が大きい割に先週安値まで値幅があまりないため見送り、その後下落し先週安値で反発。NY時間、戻り売りで先週安値をブレイク。
水曜(11/27)
- ネックライン（先週安値）を日足実体でブレイク
【経済指標】
- 22:30 米国 PCEデフレータ
- 翌日に感謝祭を控え月末リバランスが入る可能性
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値ブレイクをオーバーシュートとみて前日安値から先週安値へ安値切上げでロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値割れを根拠に先週高値下降波を152円へフォロー
東京時間、前日安値への試しを確認しショート、欧州時間に152円到達で半分決済、11/6安値到達で残り半分を決済。NY時間、11/6安値をブレイク。
木曜(11/28)
- 11/6安値を日足実体でブレイク
- 約250pipsの大陰線
【経済指標】
- 米国 祭日（感謝祭）
【ブル派トレードプラン】
- 11/6安値ブレイクをオーバーシュートとみて先週高値下降波の引き戻しを先週高値へロング
【ベア派トレードプラン】
- 11/6安値割れを根拠に前日大陽線を150円へ戻り売りショート
終日、152円に戻り目形成でノートレード。
金曜(11/29)
- 水曜大陽を50％リトレース
- 152円に戻り目形成中
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 戻り売りの失敗から先週高値へロング
【ベア派トレードプラン】
- 水曜大陽線を150円へ戻り売りショート
東京時間、ネックライン抜けショートは11/6安値まで値幅がないため見送り、11/6安値抜け後に15分足で戻り売りショート、150円到達で決済。欧州･NY時間は150円で持ち合い相場とみてノートレード。
振り返り
今週は、押し目候補である先週安値と11/6押し安値を割ったことでストップロスや9月安値上昇波の積みあがったロングポジションの利益確定の売りを巻き込んで暴落しました。
今週のトレードとしては、140円上昇トレンドの中にあり11/6安値上昇波の押し目候補である先週安値を割るまでは買いに優位性があり、先週安値を割ってから売りを仕掛けるのが定石と言えます。
先週安値を割るまでは買いに優位性があるといっても単純にロングをすればいいというわけではありません。トレードスタイルにもよりますが、月曜と火曜にロングを仕掛けていれば勝率は低かったと思います。
トレンドも永遠に続くものではなく、いつか終わりが来ます。その終わりの予兆を察知してトレードに活かせば負けを減らすことができます。
今週わたしは11/6安値への下落をメインシナリオとしていました。先週までの値動きから上値の重さを感じていたためです。
理由は以下3つ
①2週連続で週足の終値が155円を下回った。
②11/19の押し目買いが11月高値から大きく高値を切下げた。
③先週足が同時線。
更に、月曜と火曜が高値を断続的に高値を切下げつつ日足SMA21を何度も試しサポートが緩み始めたことで、11/6への下落の確度が高まりました。
エリオット波動で相場をみるトレーダーは、11/6安値上昇波を5波目とみていたかもしれません。
ブルとベアの強弱関係を観察し予兆で行動しなければ利益を得にくく残しにくいと考えます。
ドル円 来週の展望
4時間足
- 155円の高値ブロックから約500pips暴落
- 9月安値上昇波の38.2％（150円）に到達
ファンダメンタルズ
- 米国 雇用統計
ブル派の注目
- 9月安値上昇波の38.2％押し目候補
- 150円＋日足チャネル下限のサポート
ベア派の注目
- 11月陰線の長い上髭
- 11/6押し安値のブレイク
ブル派目線
- 9月安値上昇波の押し目買いが背景、150円に押し目ブロックをイメージ
- 先週大陰線の引き戻しを152円へロング
- 150円に2番底形成でロング
ベア派目線
- 7月高値下降波の戻り売りが背景、11/6押し安値のブレイクを根拠に
- 11月高値下降波をフォロー
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