週刊学習の第30回。(2025.04.07~2025.04.11)
今週の相場を振り返り、気付きを得て成長を図るコーナーです。
ドル円 今週の見通し
週足

- 140円押し目買いが160円を前に上値の重い展開
- 200日MAが巻き返し始めている
- 月足レベルのWトップを想定
日足

- 151円戻り売りで下落
- 3月安値を更新し2024安値上昇波を76.4%リトレース
- 145円で反発
- 12月陽線のハラミ×3M
4時間足

- 米国の追加関税発表で暴落し3月安値をブレイク
- 145円で反発し50.0%リトレース
- 週足は100pipsの長い下髭を形成
- 3月安値ブレイクがアンダーシュートの可能性
- 151円下降波 VS 3月安値のサポート
ファンダメンタルズ
- 米国 追加関税 発動、それに対する各国の対応
- 世界貿易戦争への発展懸念
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 3月安値のサポート ※先週足の長い下髭
- 3月足の終値が2月安値上でクローズ
ベア派の注目
- 200日MAの押さえ
- 日足・4h足SMA21の押さえ
トレードプラン
ブル派プラン
- 2024安値上昇波の押し目買いが背景、3月安値ブレイクがアンダーシュートの可能性、
- 先週高値下降波の戻り売りを受け、先週安値2番底もしくは安値切上げでロング
- 先週高値下降波の戻り目崩れでロング
ベア派プラン
- 1月高値下降波の151円戻り売りが背景、
- 先週高値下降波を戻り売りショート
- 先週安値2番底崩れでショート
今週の値動き
1時間足

日足SMA21に押さえられ600pips下落し、10月安値を下回った。
日々のトレード
15分足

月曜(4/7)
- 先週高値下降波を50.0%リトレース
- 週明け100pipsの窓開けスタート
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週高値下降波の引き戻しをロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週高値下降波の引き戻しを待ってショート検討
東京時間、145円で反発し3月安値へ上昇。欧州時間、145円を試し5分足の安値切上げでロング、NY時間に148円到達で決済。
火曜(4/8)
- 145円にサポートされ上昇
- 先週高値下降波の61.8%戻り売り候補である3週前安値に到達
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 前日大陽線を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日大陽線の押し戻しをショート
- 前日大陽線の押し目崩れでショート ※押し目候補:3月安値+4h足SMA21
東京・欧州時間、前日大陽線の押し戻しを観察。NY時間、3月安値に押し目形成を待ったが、深夜に3月安値をブレイク。
水曜(4/9)
- 先週高値下降波の61.8%押し目候補である3週前安値から下落
- 先週多感下降波の戻り売りが入り始めた模様
- 3月安値+4h足SMA21を割って月曜安値上昇波を61.8%リトレース
【経済指標】
- 13:01 米国 追加関税 発動
- 15:15 植田総裁 講演
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値を試しを待ってロング検討
【ベア派トレードプラン】
- 前日の下落を先週安値へフォロー
東京時間、前日の下落が継続し先週安値に到達。欧州・NY時間、先週安値に押し目(2番底)形成待ち、深夜に米国が東京時間に発動した追加関税を撤回し急騰。
木曜(4/10)
- 深夜に米国が追加関税を撤回し90日の交渉猶予を与えると発表
- 3週前安値まで急騰
- 日足SMA21の押さえ
- 中国には追加関税を賦課継続
- 追加関税を撤回した国々には先週追加した10%の追加関税分は維持
【経済指標】
- 21:30 米国 消費者物価指数(CPI) ※追加関税の影響で注目度は低い見込み
【ブル派トレードプラン】
- 前日急騰波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日急騰波の押し戻しをショート
- 前日大陽線の押し目崩れでショート ※押し目候補:3月安値+4h足SMA21
東京時間、3月安値へ下落。欧州時間、3月安値のサポート崩れでショート、NY時間に先週安値到達で半分決済、翌日のNY時間に底堅さから10月安値で決済。
金曜(4/11)
- 行って来いとなり水曜の上昇を全戻し
- 中国が報復関税を表明し米中貿易摩擦が激化する懸念からドル売りとなった模様
- 米中双方の関税に関するヘッドラインに注意
【経済指標】
- 21:30 米国 生産者物価指数(PPI)
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値3番底からロング
【ベア派トレードプラン】
- 144円のサポート崩れでショート
東京時間、144円を割ったが目立ったプルバックもなくショートは見送り、その後10月安値に到達。欧州・NY時間、安値圏とみてノートレード。
振り返り
4時間足

先週安値にWボトムを完成させたものの日足SMA21に頭を押さえられ、買いのフォローが入らず下落。Wボトムが否定され続落しました。
先週安値Wボトム2番底
1時間足

水曜の正午過ぎに追加関税が発動されましたが相場に目立った反応はなく、先週安値2番底を形成し始めました。この時点で私は、1番底の形成に2日要していることから2番底形成にも同等の期間を要し大きく動くのは早くても木曜と考えていました。この大きな値動きとは、2番底から転換1波目の上昇と2番底崩れでの下落です。しかし、水曜深夜に追加関税の撤回が発表され早々と急騰してしまいました。
148円から600pips下落
水曜深夜の急騰を受けて次に狙うは上昇3波押し目買い、もしくは押し目崩れの下落です。
押し目候補は3月安値+4h足SMA21と見立てていましたが、サポートは崩れて続落。
強者の安値も下抜け、金曜に入っても下落は止まらず、トータル600pips下げました。
この下落は、追加関税による米中貿易摩擦の激化や世界経済後退への懸念、それらの先行き不透明感の中で本来安全資産である米国債が大きく売られたことが要因の1つとみられます。
今週の攻略ポイント
関税に左右される相場であり、ヘッドラインで急な値動きが起きやすい状況です。水曜の急騰波のような大きな値動きを獲れず損した気持ちにも陥りやすいです。ですが、そんな状況だからこそマイルールを遵守すること、これに尽きます。急な値動きに飛び乗ったり、一方向に伸びた波を見て途中乗りするとダマしや高値・安値掴みに遭うリスクが高まります。
ヘッドラインを受けて相場が大きく動いた後にチャートを観てその後のトレードを組み立てていくぐらいが丁度良いと考えます。『わかる相場になるまで待つ』です。
ユーロドル 今週の見通し
週足

- 2024高値下降波が2022年9月高値で反発し急騰
- 2024高値下降波をほぼ全戻し
- 2023高値から断続的な高値切下げを想定(2023高値⇒204高値⇒現在値)
日足

- 200日MAにサポートされ2月安値上昇波の押し目買いで上昇
- 2024高値に肉薄
4時間足

- 米国が追加関税を発表し急騰
- 2024高値に迫ったが押し戻され週足終値は1.10下でクローズ、約200pipsの長い上髭を形成
- 2024高値のレジスタンス VS 2週前安値上昇波
ファンダメンタルズ
- 米国 追加関税 発動、それに対する各国の対応
- 世界貿易戦争への発展懸念
- 米国 消費者物価指数
ブル派の注目
- 200日MAのサポート
- 日足・4h足SMA21のサポート
ベア派の注目
- 2024高値のレジスタンス
- 先週足の長い上髭、終値は1.10下でクローズ
トレードプラン
ブル派プラン
- 2週前安値上昇波が背景、
- 先週安値上昇波を押し目買いロング
ベア派プラン
- 2024高値レジスタンスが背景、
- 先週高値2番天井からショート
- 先週安値上昇波の押し目崩れでショート
今週の値動き
1時間足

先週安値上昇波の押し目買いが2023・2024高値レジスタンス帯を上抜け、600pips上昇しました。
日々のトレード
15分足

月曜(4/7)
- Wトップから4h足SMA21へ下落
- 先週安値上昇波を61.8%リトレース
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し目崩れでショート
終日、先週安値上昇波の押し目形成待ちでノートレード。
火曜(4/8)
- 1.09に先週安値上昇波の押し目形成中
- 前日は150pips弱の長い上髭を形成
【経済指標】
- 特になし
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇波を押し目買いロング ※1.10のレジスタンスと4h足SMA21のレジサポ転換に注意
【ベア派トレードプラン】
- 先週安値上昇波の押し目崩れでショート ※日足SMA21のサポートに注意
東京時間、1h足レベルWボトムからロングを検討したが4h足SMA21のレジサポ転換を警戒し見送り。欧州時間、1.10+4h足SMA21で反発し下落。NY時間、1.09にサポートされ値動きの方向感が乏しくノートレード。
水曜(4/9)
- 4h足SMA21と日足SMA21に挟まれ1.10と1.09との間で持ち合い
- 先週安値上昇波押し目買い VS 1.10のレジスタンス
【経済指標】
- 13:01 米国 追加関税 発動
【ブル派トレードプラン】
- 先週安値上昇波を押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 1.09のサポート崩れでショート
- 先週高値を試せばショート検討
欧州時間、雇用統計高値に到達、NY時間、深夜に米国が東京時間に発動した追加関税を撤回し急落。
木曜(4/10)
- 深夜に米国が追加関税を撤回し90日の交渉猶予を与えると発表
- 3月高値へ下落
- 前日は150pipsの上髭ピンバー
- 前日高値を先週高値2番天井と想定
- 中国には追加関税を賦課継続
- 追加関税を撤回した国々には先週追加した10%の追加関税分は維持
【経済指標】
- 21:30 米国 消費者物価指数(CPI)
【ブル派トレードプラン】
- 前日安値から安値切上げ(前日高値下降波の戻り売り失敗)で上昇3波押し目買いロング
【ベア派トレードプラン】
- 前日高値下降波を戻り売りショート ※戻り目候補:1.10
欧州時間、15分足レベルの安値切上げ1.10抜けでロング、NY時間に2024高値到達で半分決済、翌日のNY時間に上値の重さから1.135で決済。
金曜(4/11)
- 上昇3波押し目買いで急騰し2024高値に到達
- 前日は300pipsの大陽線
- 2023高値と2024高値が密接する高値圏とみる
- 中国が報復関税を表明し米中貿易摩擦が激化する懸念でドル売りとなった模様
- 米中双方の関税に関するヘッドラインに注意
【経済指標】
- 21:30 米国 生産者物価指数(PPI)
【ブル派トレードプラン】
- 前日大陽線を押し目買いロング ※高値圏のため深追いはリスクが高い
【ベア派トレードプラン】
- 前日大陽線の押し戻しをショート
東京時間、上昇が継続し2023高値をブレイク。欧州・NY時間、高値を更新し1.15に迫ったが高値圏とみてノートレード。
振り返り
1時間足

3週前安値上昇波の61.8%に押し目を形成し、1.15(2022高値)に迫る勢いで急騰。
2024高値のレジスタンスを重視し先週高値に2番天井形成を想定していたため、2024高値をブレイクするのは想定外でした。
押し目形成
日足SMA21に下支えされ3週前安値上昇波の押し目を1.09に形成。通常、火曜の東京時間に1h足のWボトムから押し目買いロングを狙うのですが、このロングは3つの理由から見送りました。
- 先週足が長い上髭を付け、終値は1.10下でクローズした
- 1.10まで値幅がない
- 4h足SMA21がレジサポ転換して反発する可能性
結果、1.10+4h足SMA21で反発されました。
戻り売り失敗で急騰
木曜は、火曜安値上昇波押し目買いと水曜高値下降波の戻り売りがぶつかる局面ですが、水曜高値下降波戻り売りに優位性があると考察されます。理由は以下3つ
- 先週陽線が長い上髭を付け終値は1.10下でクローズ
- 先週高値から水曜高値へ高値切下げWトップ形成。
- 水曜は行って来いで上髭ピンバー
しかしながら戻り売りは入らず急騰してしまいました。相場の期待が裏切られると反動で大きく動く典型なのかもしれません。
今週の攻略ポイント
1.10を重要視し、木曜の急騰までにムダなトレードを抑えるかがポイントでした。日足SMA21と4h足SMA21との間に価格が挟まれると方向感が乏しくなるため特に注意が必要です。
木曜のエントリーポイントは、水曜の下げ幅が大きく1.10が直上に在り難易度は高めでした。
ドル円 来週の展望
4時間足

- 145円Wボトムが否定され600pips暴落
- 10月安値を一時的にブレイク
- 米国追加関税に始まるファンダ要因でドル売りが加速
ファンダメンタルズ
- 関税ヘッドライン
- 米国 小売売上高
- 日本 消費者物価指数
ブル派の注目
- 10月大陽線の始点となった9/30押し安値と10月安値のサポート帯
- 先週終値が10月安値の上でクローズ
ベア派の注目
- 200日MA・日足SMA21の押さえ
- 先週陰線終値が3月安値をブレイク
ブル派目線
- 9/30押し安値のサポートが背景
- 先週高値下降波の引き戻しをロング
- 先週安値2番底からロング
ベア派目線
- 151円戻り売りが背景、
- 先週高値下降波を2024安値へフォローもしくは戻り売り
ユーロドル 来週の展望
4時間足

- 3週前安値上昇波の押し目買いで上昇
- 2024高値を上抜け1.15にほぼ到達
- 2月安値上昇波のN値100%達成
- 米国追加関税に始まるファンダ要因でドル売りが加速
- 2024高値ブレイクがオーバーシュートの可能性
ファンダメンタルズ
- 関税ヘッドライン
- 米国 小売売上高
- ECB
ブル派の注目
- 200日MA・日足SMA21の下支え
- 先週大陽線
- 先週大陽線終値が2024高値をブレイク
ベア派の注目
- 2024高値ブレイクのオーバーシュート
- 2024高値レジスタンス
ブル派目線
- 先週大陽線を押し目買いロング
ベア派目線
- 先週大陽線の押し戻しをショート
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